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アプリケーション固有のパスワード
例えばGmailをWebから利用する場合にはGoogleアカウントにログインする場合と同じくユーザー名とパスワードでログインした後で確認コードを入力することで利用することができます。ただOutlookなど他のアプリケーションからGmailにPOPやIMAPで接続する場合、Outlookなどの外部のアプリケーションには確認コードを追加で入力する仕組みがそもそもありません。
そこで2段階認証に対応していないアプリケーションなどからGoogleアカウントを使ったサービスを利用できるように「アプリケーション固有のパスワード」が用意されています。OutlookなどからPOPを行う場合にGmailのアカウントに対するパスワードを入力するのではなく事前に作成したアプリケーション固有のパスワードを入力します。これでOutlookなどからも2段階認証が設定されたGmailアカウントなどにログインすることができます。ここではアプリケーション固有のパスワードの取得方法などについて解説します。
1.アプリケーション固有のパスワードの取得
2.アプリケーション固有のパスワードを取り消す
それでは「アプリケーション固有のパスワード」の取得を確認します。2段階認証に関する設定画面を表示して下さい。
画面上部に表示されている「アプリ固有のパスワード」タブをクリックして下さい。
画面下部の「アプリケーション固有のパスワードの管理」と書かれたリンクをクリックして下さい。
「アプリケーション固有のパスワードの管理」の管理画面が表示されます。
アプリケーション固有のパスワードは使用するアプリケーション毎に作成します。例としてメールクライアントであるThunderbirdからアクセスする時のためにパスワードを作成してみます。
まず端末の選択を行います。画面上に表示されている「端末の選択」をクリックして下さい。
選択可能な端末の一覧が表示されます。今回は「Windowsパソコン」を選択しました。
続いてアプリの選択を行います。画面上に表示されている「アプリを選択」をクリックすると選択可能なアプリの一覧が表示されます。今回は「メール」を選択しました。
なおここで選択した端末やアプリはこれから作成するアプリケーション固有のパスワードを識別するための名前を簡単に付けるためのもので、選択した端末でしか利用できないとかそういった類のものではありません。選択肢の中にある「その他(名前を入力)」を選択することで任意の名前を付けることもできます。
端末とアプリの選択が終わりましたら「生成」ボタンをクリックして下さい。
アプリケーション固有のパスワードが生成されます。ここで表示されたパスワードを使用するアプリのパスワードに設定して下さい。
パスワードが確認できたら「完了」ボタンをクリックして下さい。もとの画面に戻ります。画面では既に作成済のアプリケーション固有のパスワードが表示されています。
同じ手順で別のアプリケーションで使用するパスワードを作成することができます。
作成したパスワードは各アプリケーションで今までGoogleアカウントのパスワードを入力していた箇所に代わりに入力して下さい。2段階認証を有効にした後でもアプリケーションからGoogleサービスが利用できるようになります。
作成したアプリケーション固有のパスワードはいつでも取り消すことができます。画面に表示されている作成済みのアプリケーション固有のパスワードの中から取り消したいパスワードの右側に表示されている「取り消し」リンクをクリックして下さい。
アプリケーション固有のパスワードが無効になりました。
使用しなくなったアプリケーション固有のパスワードは早めに無効にするために取り消しておくことをお勧めします。
( Written by Tatsuo Ikura )