外部メールと連絡先のインポート

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GmailはPOP3を使って外部のメールアドレスからメールを取得できますが、外部のメールアドレスに受信済みのメールや連絡先をGmailに取り込む方法としてインポートという機能も用意されています。

インポートは現在受信済みのメールを取得するために一度だけ実行されるものですが、必要であれば30日間新しく届いたメールもインポートすることができます。ただ最長でも30日以降は取得することができませんので継続してメールを取得する場合はPOP3による取得に切り替えるか最初からPOP3を使うようにして下さい。

またインポート可能なメールプロバイダーは決まっています。サポートしているメールプロバイダは下記のリンクから確認できますので設定を開始する前に一度確認して下さい。

※ リストになくても可能な場合もあります。

インポートの設定

それでは設定を行います。「メール設定画面の表示方法」を参考にメールの設定画面を表示し「アカウントとインポート」タブを開いて下さい。

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「メッセージと連絡先のインポート」の箇所にある「メッセージと連絡先のインポート」と書かれたボタンを押して下さい。

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メールインポートのための画面が表示されます。インポートする対象のメールアドレスを入力して下さい。入力が終わりましたら「続行」と書かれたボタンを押して下さい。

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メールアドレスのパスワードを入力して下さい。入力が終わりましたら「続行」と書かれたボタンを押して下さい。

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インポートに関するオプションを設定する画面が表示されます。

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オプションは4つあります。

1.「連絡先をインポート」にチェックをすると対象のメールアカウントの連絡先をインポートします。

2.「メールをインポート」にチェックをすると対象のメールアカウントの受信済みのメールをインポートします。

3 .インポートを行った後で、今後30日間に対象のメールアドレスに新しく届いたメールも取得したい場合には「今後 30 日間の新着メールをインポートする」にチェックをして下さい。

4.インポートで取得したメールに自動的にラベルを付ける場合には「インポートしたすべてのメッセージにラベルを付ける」にチェックをしてからメールに付けるラベル名をテキストボックスに入力して下さい。

今回は下記のように設定しました。設定が終わりましたら「インポート開始」ボタンを押して下さい。

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インポートの画面には「このインポートには TrueSwitch を利用しています。[インポート開始] をクリックすることにより、TrueSwitch の利用規約とプライバシー ポリシーに同意するものとします。」という記述があります。TrueSwitchと呼ばれるサービスを利用してインポートが行われるようです。気になる方は事前に「利用規約」と「プライバシーポリシー」をチェックして下さい。

次のような画面が表示されれば設定は完了です。

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メール設定画面の「メッセージと連絡先のインポート」の箇所を再度見て下さい。次のような表示になっていればインポートは完了です。

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また少し後になってからですがGmailの画面上部にインポートが完了したというメッセージが表示されました。

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結果の確認

では受信トレイを確認してみます。受信トレイ上にはインポートしたメールは見つかりませんでした。

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ただGmail左側のラベルリストにはインポートの設定で指定したラベル名が表示されています。

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ラベル名をクリックしてそのラベルの一覧を表示してみるとインポートしたメールが見つかりました。

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インポートされたメールはラベルが付けられた上でアーカイブされたようです。

また連絡帳を表示してみると対象のメールアドレスで登録していた連絡帳のデータもインポートされていることが確認できました(ただし姓と名がひっくり返っていました)。

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インポートではPOP3の場合と異なりサーバ情報などは入力する必要はありません。その代わりサポート対象のメールプロバイダのメールしかインポートすることはできません。

( Written by Tatsuo Ikura )