Gmailにおけるラベルとは

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PCで動かすOutlookなどのメールクライアントではフォルダと呼ばれるものを使うのが一般的です。受信したメールを「仕事」や「予定」など事前に作成したフォルダに移動することで後から目的のメールを探しやすくします。

それに対してGmailではフォルダを作成できないため、受信したメールは基本的に同じ場所に全て入っています。

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このままでは後から必要なメールを探し出すのが大変です。そこでGmailではメール毎にラベルと呼ばれるものを貼り付けることができます。

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フォルダはメールを保管する場所ですがラベルはメールに付ける目印です。目印を付けてもメールが移動するわけではありません。また同じメールに複数のラベルを付けることもできます。

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ラベルを付けておくことで後から目的のメールを探すのが簡単にはなりますが、1つの場所で全てのメールを管理していることに変わりはありません。その為、受信したメールの数が増えてくるとラベルが付いているメールを探すのも大変になります。

そこで指定したラベルが付いたメールだけを表示する機能があります。Gmailでは画面左側に使っているラベルの名前が一覧で表示されています。この部分をラベルリストと呼びます。(下記の赤い四角で囲まれた部分です)。

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ラベル名をクリックするとラベルがついたメールだけが抽出されて表示されます。例えばオレンジラベルをクリックすればオレンジのラベルが付いたメールだけ表示されます。

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青のラベルをクリックすれば青のラベルが付いたメールだけが抽出されて表示されます。

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このようにGmailではフォルダはありませんが、ラベルを使うことでメールがどのようなメールなのか目印を付けることができ、また後から指定したラベルだけを選んで表示することが可能になります。また複数のラベルを同じメールに貼り付けることができますので、メールを複製などしなくても複数のラベルによる管理が可能です。

システムラベルとユーザー作成ラベル

ラベルには最初から作成されているシステムラベルと呼ばれるものと利用者が作成したラベルがあります。システムラベルは次の10個が用意されています。

受信トレイ
バズ
スター付き
重要
チャット
送信済みメール
下書き
すべてのメール
迷惑メール
ゴミ箱

システムラベルは「表示」と「非表示」を切り替えることはできますがラベルを削除することは出来ません。名前を変更することもできません。また「受信トレイ」は非表示にすることもできません。

ユーザー作成ラベルとはGmailの利用者が自分で作成したラベルです。作成した後で「表示」と「非表示」を切り替えたり、名前を変更したり、不要になったら削除することができます。また「プライベート」「仕事」「旅行」「領収書」の4つのラベルが作成されていますが、これらはユーザーが作成したものと同等なので削除したり名前を変更することができます。

ラベルが付けられたメールを表示

ではラベルリストに表示されているラベル名をクリックしてそのラベルが付けられたメールが表示されるか確認してみます。Gmailにログインした時はデフォルトで「受信トレイ」がクリックされている状態です。

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システムラベルの「送信済みメール」をクリックします。すると「送信済みメール」ラベルが付けられたメールの一覧が表示されます。

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ユーザーが作成したラベルである「プライベート」をクリックします。システムラベルの場合と同様に「プライベート」ラベルが付けられたメールの一覧が表示されます。

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ラベルに関する説明は以上です。次のページ以降でラベルの作成方法やメールにラベルを貼り付ける方法などを順に確認していきます。

( Written by Tatsuo Ikura )