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アカウントへのアクセスを他人に許可
前のページで自分が利用している複数アカウントに同時にログインする方法を確認しました。今度は自分が利用しているアカウントへのアクセスを他の人に許可する方法です。
どういった場合に使われるのかというと、会社でGmailを利用している場合に、同じ部署で働いている方に自分のアカウントへのアクセス権を許可し、自分のアカウント宛に来ているメールの確認をしてもらったり代理でメールを送信してもらうといった場合に使います。アカウントのパスワードを教えてログインしてもらうわけではありませんのでアクセス権を許可された人はパスワードの変更といったことは行うことは出来ません。
では実際に試してみます。
まずアクセス権を他人に許可したい人が自分のGmailにログインして下さい。その後で「メール設定画面の表示方法」を参考にメールの設定画面を表示し「アカウントとインポート」タブを開いて下さい。
「アカウントへのアクセスを許可」の箇所にある「別のアカウントを追加」と書かれたリンクをクリックして下さい。
アクセス許可をする人のメールアドレスを指定する画面が表示されます。テキストボックスにメールアドレスを入力し「次のステップ」ボタンを押して下さい。
確認画面が表示されます。問題無ければ「メールを送信してアクセスを許可」ボタンを押して下さい。
あとは送信した相手側が承認すれば完了となります。
今度はアクセス権をもらう側の設定です。先ほど送信されたメールが送信先に届きます。
アクセス権を受け取る場合と拒否する場合でそれぞれリンクが記載されています。今回はアクセス権の付与を承認しますので上のリンクをクリックします。
次のようにアクセス権の付与に関する確認が完了しました。実際に利用できるようになるまで最大30分程度お待ち下さい。
なおアクセス権をもらう側で承認を行うと、アクセス権を与える方の設定画面では次のように「保留」だったものが「承認」に変わります。
ではアクセス権を与えられたアカウントへアクセスしてみます。まず自分のアカウントでGmailにログインし、右上に表示されているメールアドレスをクリックして下さい。そして表示された中から「アカウントの切り替え」と書かれたリンクをクリックして下さい。
アクセス権を与えられているメールアドレスが表示されています(代理と書かれています)。このメールアドレスをクリックして下さい。(このメールアドレスが表示されていない時はアクセス件の付与を承認してから最大30分程度待って下さい)。
アクセス権を与えられているGmailアカウントにアクセスできました。
では画面右上の歯車アイコン>「メール設定」で設定画面を表示して下さい。
設定できる項目もありますがアカウントに関する設定などのメニューは表示されず代理で設定を変更することはできないようになっています。
では受信トレイに戻り代理でメールを送信してみます。
自分のアカウントから送信する場合と同じようにメールを送信できました。
ただ1点注意が必要です。代理でメールを送信した場合、Fromはアクセス権をもらったGmailアカウントのメールアドレスになりますが、代理で送信したという表示が送信されたメールに記載されます。実際に代理で送信したメールを受信した側で表示してみると次のように表示されます。
「詳細を表示」をクリックしてみます。
このように代理で送信がされていること、そしてその代理の人のメールアドレスもメールに表示されますのでご注意下さい。
※メールのソースを見てみると次のように設定されているようです。
Sender: udonnomise@gmail.com X-Google-Sender-Delegation: udonnomise@gmail.com Received: ---- Date: ---- X-Google-Sender-Auth: ---- Message-ID: ---- Subject: ---- From: Taro <honyanomise@gmail.com> To: hanayanootokui@gmail.com
「From」にアクセス権を許可しているアドレス、「Sender」と「X-Google-Sender-Delegation」にアクセス権を付与されたアドレスが設定されています。
自分のアカウントへのアクセス権はいつでも削除することができます。Gmailにログインし設定画面の「アカウントとインポート」タブを表示して下さい。
「アカウントへのアクセスを許可」の箇所に現在アクセス権を許可しているアカウントの一覧が表示されます。権限を削除したいアカウントの右端に表示されている「削除」と書かれたリンクをクリックして下さい。
アクセス権が削除されました。
このようにアクセス権の付与と削除はいつでも行うことができます。
アクセス権を与えられた時、そのアカウントに対してどのようなことが行えるのかや代理でメールを送信した場合に相手に届くメールがどのようなものになるのかは良く確認してからお使い下さい。
( Written by Tatsuo Ikura )