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Gmailで使用可能な別名アドレス(エイリアス)
Gmailでは1つのアカウントにつき1つのメールアドレスとなっています。別のGmailアカウントを取得することはできますが、同じアカウントでサブアドレスのようなものを取得することはできません。
ただ1つのメールアドレスでも使い分けができるような仕組みがGmailで用意されており別名アドレス(エイリアス)のように使用することができます。ここではGmailで使用可能な別名アドレスについて解説します。
1.ユーザー名+任意の文字列
2.ドット(ピリオド)の有る無し
3.googlemail.comドメイン
Gmailではご自分のユーザー名の後に「+」を付けた上で任意の文字列を付け加えたものも使用することができます。例えば自分のメールアドレスが「username@gmail.com」だった場合、「username+任意の文字列@gmail.com」のようなメールアドレスも使用できます。具体的には次のようなメールアドレスです。
username+job@gmail.com username+present@gmail.com username+question@gmail.com
あくまで元になっているメールアドレスの別名ですので、これらのメールアドレス宛てに届いたメールは全て「username@gmail.com」に届きます。
同じメールアドレス宛てに届いてしまうのであれば意味が無いと思われるかもしれませんが、Gmailのフィルタ機能を使って送信先のメールアドレス毎に異なる動作をさせることができます。例えばプレゼントの応募の時には「username+question@gmail.com」というメールアドレスを公開しておくことで、プレゼント用に届いたメールに送信先でフィルタをかけ特別なラベルを張り付けて管理するといった使い方ができます。
それでは実際に試してみます。本来のメールアドレスに「+campaign」を付けた「username+campaign@gmail.com」メールアドレスに対して外部からメールを送信してみます。
このメールは「username@gmail.com」のGmailアカウントに届きました。
メールを開いて送信先メールアドレスを確認してみると、送信元でメールを作成した時に入力したメールアドレスのまま届いています。
このように「username@gmail.com」と「username+any@gmail.com」は同じGmailのアカウントでメールを受け取ることができます。イベントなどで問い合わせ先メールアドレスを公開する時に、それぞれ異なる文字列を追加したメールアドレスを公開しておけば、受け取ったメールの送信先メールアドレス毎にフィルタを設定して振り分けを用意に行うことができます。
Gmailではメールアドレスのユーザー名部分について、ドット(ピリオド)の有る無しが違うだけのメールアドレスは同一として扱われます。例えばGmailで取得したメールアドレスが「username@gmail.com」だった場合、「user.name@gmail.com」など次に記載するようなメールアドレスは全て同じメールアドレスとして扱われます。
username@gmai.com user.name@gmai.com user.na.me@gmai.com u.s.e.r.n.a.m.e@gmai.com
その為、Gmailでは誰かが「username」という名前でアカウントを作成すると、他の人は「user.name」などのようにドットの違いだけのアカウントは取得できません。逆に誰かが「user.name」というアカウントを取得したら他の人は「username」というアカウントは取得できません。
ただしドットは連続して使ったり@の直前には使用できません。その為、下記のようなメールアドレスは使用できません。
× user..name@gmai.com × username.@gmai.com
それでは実際に試してみます。本来のメールアドレスにドットを付け加えた「use.rna.me@gmail.com」メールアドレスに対して外部からメールを送信してみます。
このメールは「username@gmail.com」のGmailアカウントに届きました。
メールを開いて送信先メールアドレスを確認してみると、送信元でメールを作成した時に入力したメールアドレスのまま届いています。またドットの有無が異なるメールアドレスを使用した場合は「これはあなたのアドレスです。」という注意書きが表示されています。
このように「username@gmail.com」と「user.name@gmail.com」は同じGmailのアカウントでメールを受け取ることができます。こちらは相手によって使い分けるというよりも自分がドットを入れたり消したメールアドレスを使いたくなった場合に自由に変更できるという使い方になるのではと思います。
日本でGmailを利用する場合メールアドレスは「username@gmail.com」の形式ですが、ヨーロッパの一部の国では「username@googlemail.com」のようにドメイン名が「gmail.com」ではなく「googlemail.com」が使用されています。日本の場合は通常「gmail.com」の方を使用していますが、「googlemail.com」も自動的に使用することができます。
それぞれ別々に取得するわけではなく日本で取得できるGmailアカウントは「username@gmail.com」のものだけです。ただこのGmailアカウントを取得すると自動的に同じユーザー名を使った「username@googlemail.com」も使用できるようになります。この二つのメールアドレスは同じメールアドレスとして扱われますので「username@googlemail.com」宛てのメールは全て「username@gmail.com」に届きます。
username@gmai.com username@googlemail.com
それでは実際に試してみます。本来のメールアドレスのドメイン名を変えた「username@googlemail.com」メールアドレスに対して外部からメールを送信してみます。
このメールは「username@gmail.com」のGmailアカウントに届きました。
メールを開いて送信先メールアドレスを確認してみると、送信元でメールを作成した時に入力したメールアドレスのまま届いています。また「@googlemail.com」のドメインを使ったメールアドレス宛てに送信した場合も「これはあなたのアドレスです。」という注意書きが表示されています。
このように「username@gmail.com」と「username@googlemail.com」は同じGmailのアカウントでメールを受け取ることができます。こちらは実際に使用するというよりも、こういった利用も可能という程度に覚えておかれれば宜しいのではないかと思います。
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今回ご紹介した3つの方法はそれぞれ組み合わせることもできます。正式な機能ですので必要な場合は積極的に利用されてみて下さい。
( Written by Tatsuo Ikura )