Google+に参加したらGmailの差出人が変更されてしまった時の対処方法

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もともとGmailを利用していて差出人を設定してたけれど、Google+に参加したところ差出人が自動的に変更されてしまうケースがあります。結論から先に記載するとGoogle+を利用しながらGmailで相手に実名を隠す方法は用意されていません。ここではその理由とGoogle+の利用を停止して変更されてしまった差出人を元に戻す方法について解説します。

1.Google+へ参加することで差出人が自動で変更される
2.Google+へ参加後はプロフィールでしか氏名を設定できない
3.Gmailの差出人だけを編集する
4.メール送信先の連絡先で表示される氏名
5.Google+の利用を停止しプロフィールを削除する

Gmailでは特に設定していない場合Googleアカウントで設定した「姓」と「名」が差出人として設定されます。

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Googleアカウントの設定画面で「姓」「名」を変更すれば(反映されるまでに少し時間がかかりますが)Gmailの差出人も変更されます。(Googleアカウントの設定とは別に差出人を変更する場合については後程検証します)。

実際にGoogleアカウントで「姓」「名」を変更してみます。

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数時間経過にGmailの設定画面で確認してみると差出人の箇所がGoogleアカウントで設定したものに変更されているのが確認できます。

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次にGoogle+へ参加してみます。

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Google+に参加する場合、最初に行うことは公開プロフィールの作成です。Google+では実名での登録が必要となりますので、初期値としてGoogleアカウントの設定で設定していた「姓」「名」が表示されているものを実名に変更します。変更が終わりましたら画面右下に表示されている「アップグレード」をクリックします。

正確にはGoogle+では実名の他に通称を使用することも容認されています。とはいえ好きな名前を何でも使用できるというわけではありません。詳しくは「Google+ ページとプロフィール名 - Google+ ヘルプ」をご参照下さい。

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あとは画面の指示に従って他の人をサークルに追加などして頂き、最終的に下記の画面が表示されればGoogle+への参加は完了です。

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それでは再びGmailの設定画面に戻ってみます。公開プロフィールの氏名を変更したのでGoogleアカウントとしての名前も変更したものに変わっています。それに対してGmailの差出人についてGoogle+に参加した直後は変わっていません。

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数時間経過後に改めてGmailの設定画面を確認してみると、Gmailの差出人がGoogle+に参加する時に公開プロフィールで設定した実名に変更されています。

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このようにGoogle+に参加することによって公開プロフィールを実名で登録することになり、Googleアカウントで使用される名前もプロフィールの情報が使用されて実名となります。そしてその結果Gmailの差出人も実名に自動的に変更となります。Gmailからメールを送信する時に差出人が実名のままでも構わない場合はこれでいいのですが、実名で問題がある場合に別の名前に変更する手順についてみていきます。

Google+に参加している場合にプロフィールに設定した名前を実名以外に変更することはポリシー違反となるのでできません。そこでGoogleアカウントの設定画面で名前だけ変更できないか見てみます。

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Google+に参加前はGoogleアカウントの設定画面で「姓」「名」の設定が行えたのですが、Google+に参加しプロフィールを作成するとアカウントの設定画面では「姓」「名」に関する設定項目が無くなり変更できなくなっています。つまりプロフィールが作成されている場合は氏名に関する設定はプロフィールの方で一元管理されていることになります。

GmailではGoogleアカウントの設定などとは別に差出人を編集する機能があります。Gmailの設定画面で「アカウントとインポート」タブを表示し、「名前」のブロックに表示されている「情報を編集」をクリックします。

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「メールアドレスを編集」画面が表示されます。

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現在は差出人の名前をGoogleアカウントなどで設定された名前を使用するようになっています。そこで表示されているテキストボックスに任意の名前を入力して下さい。その後で「変更を保存」ボタンをクリックすれば変更は完了です。

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これでプロフィールに設定した実名は変更しないまま差出人の変更を行うことができました。

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Google+に参加する前にこの設定を行っておけば、Google+に参加してプロフィールを作成し実名を登録した場合でもこのGmailの差出人に関する設定が変更されることもありません。

先ほどの差出人の変更で解決したように見えますが、差出人を変更してもメールを受け取った方が連絡先などにメールアドレスを登録するとプロフィールで設定した実名が表示されてしまうという問題があります。

差出人の設定を変更した後で実際にメールを他のGmailユーザーに送信して確認してみます。

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メールを受け取った側でメールを見てみると、届いたメールの差出人は先ほど設定した名前になっていることが確認できます。

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この後でメールを受け取った人が差出人の方を連絡先に登録したとします。

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登録された連絡先を見てみると、メールの差出人に設定されていた名前とは別に「接続プロフィール」という箇所にメールの差出人のプロフィール情報が自動的に表示されており、プロフィールに設定された実名も表示されてしまっていることが確認できます。

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このように差出人の名前だけを変更しても、他のGmailユーザーにメールを送信するとGoogleプロフィールに設定した実名の情報が相手に伝わってしまいます。これは相手の方をGoogle+でサークルに追加しているかどうかといったこととはまったく関係が無く表示されます。

この問題は以前から下記のブログ記事で指摘されており、現時点でも回避する手段は用意されていないはずです。(もし対処方法があった場合には更新します)。

よって2013年5月の時点では同じGoogleアカウントを使用し、Google+を利用しつつGmail送信時に実名を相手に知らせない方法は無いということになります。

Gmailは引き続き利用しつつ差出人の情報を制限されたいのであれば、Gmailで使用しているGoogleアカウントではGoogle+の利用をやめてプロフィールを削除する必要があります。対象となるGoogleアカウントにログインし、下記のアカウントの設定画面にアクセスします。

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下の方へスクロールすると「プロフィールを削除し、関連付けられている Google+ 機能を削除する」というリンクがありますのでクリックして下さい。

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注:「アカウントを閉鎖し、関連付けられているサービスと情報をすべて削除する」の方をクリックするとGoogleアカウントそのものが削除されてしまいますので注意して下さい。

次のような画面が表示されます。

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「Google プロフィール全体を削除」をチェックして下さい。プロフィールを削除するとどんな影響が出るのかについて注意事項が表示されますので必ずよく読んで削除しても問題ないかどうかご確認下さい

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画面下部の「このサービスを削除すると元に戻すことはできず、削除したデータは復元できないことに同意します。」に同意できる場合はチェックして下さい。チェックを行うと「選択したサービスを削除」ボタンが有効となりますのでクリックして下さい。

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次の画面が表示されればGoogle+の停止とプロフィールの削除は完了です。

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自分のプロフィールを削除した後に、先ほどと同じようにメールを受けとった人の連絡帳を確認してみると次のようにプロフィールに関する情報は参照されなくなっていることが確認できます。

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現時点ではまだ良い解決策が無いのが残念なところですが、今後もし解決手段が見つかった場合には改めて更新します。

( Written by Tatsuo Ikura )