拡張形式での指定(chd=e)

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拡張形式では簡易形式と同じようにアルファベットや数値などの文字を使って値を表しますが、2つの文字を組み合わせて1つの値を表すためより大きな値を指定することができます。書式は次の通りです。

chd=e:<データを表す文字列>

データを表す文字列として使用できる文字は「A から Z」「a から z」「0 から 9」「-」「.」です。これらの文字を2つ組み合わせて1つの値に対応します。各文字の対応表は次の通りです。

AA ->  0   BA ->  64 ... 9A -> 3904   -A -> 3968   .A -> 4032
AB ->  1   BB ->  65 ... 9B -> 3905   -B -> 3969   .B -> 4033
...
AZ -> 25   BZ ->  89 ... 9Z -> 3929   -Z -> 3993   .Z -> 4057
Aa -> 26   Ba ->  90 ... 9a -> 3930   -a -> 3994   .a -> 4058
Ab -> 27   Bb ->  91 ... 9b -> 3931   -b -> 3995   .b -> 4059
...
Az -> 51   Bz -> 115 ... 9z -> 3955   -z -> 4019   .z -> 4083
A0 -> 52   B0 -> 116 ... 90 -> 3956   -0 -> 4020   .0 -> 4084
A1 -> 53   B1 -> 117 ... 91 -> 3957   -1 -> 4021   .1 -> 4085
...
A9 -> 61   B9 -> 125 ... 99 -> 3965   -9 -> 4029   .0 -> 4093
A- -> 62   B- -> 126 ... 9- -> 3966   -- -> 4030   .- -> 4094
A. -> 63   B. -> 127 ... 9. -> 3967   -. -> 4031   .. -> 4095

このように表現できるデータの値は0から4095までとなります。例えば{126, 27,4084}の3つのデータを表すパラメータは「chd=e:B-Ab.0」となります。

では実際にサンプルを試してみます。

サンプル画像

http://chart.apis.google.com/chart?
chs=300x300
&chd=e:c9Ea2_
&cht=lc

系統を追加する

1つの系統だけではなく複数の系統をデータとして指定することが出来ます。書式は次の通りです。

chd=e:<データを表す文字列>,<データを表す文字列>,<データを表す文字列>

1つの系統毎にデータを表す文字列を作成し、区切り文字としてカンマ(,)を使って続けて記述します。

例えば次のように記述します。

chd=e:B-Ab.0,dE52w7,OjJ7qB

では実際にサンプルを試してみます。

サンプル画像

http://chart.apis.google.com/chart?
chs=300x300
&chd=e:B-Ab.0,dE52w7,OjJ7qB
&cht=lc
&chco=ff0000,00ff00,0000ff

上記では各系列毎に色を指定しています。色の指定方法は別のページで詳しく確認します。

データが無い場合の記述方法

簡易形式での指定の場合と同じくデータが存在しないことを表す記述方法が用意されています。拡張形式の場合には「__」を使用します。

chd=e:MeCb__ad.0,dE52w7KrZ.

上記の場合は最初の系列の3番目の値が存在しない値として記述しています。

では実際にサンプルを試してみます。

サンプル画像

http://chart.apis.google.com/chart?
chs=300x300
&chd=e:MeCb__ad.0,dE52w7KrZ.
&cht=lc
&chco=ff0000,0000ff

( Written by Tatsuo Ikura )