単項マイナス演算子

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単項演算子は数値の正と負を反転させるために使用します。次のようなものが用意されています。

演算子使用例意味
++aaの正負をそのまま
--aaの正と負を反転

「+」演算子及び「-」演算子は算術演算子でも使われたものですが、単項演算子として使用する場合は演算の対象となる値が一つとなります。

単項マイナス演算子は演算子の右側の記述した数値の正と負を反転させます。例えば次のように使用します。

var num;

num = -10;

また数値の値が代入された変数に対しても使用することもできます。

var num1, num2;

num1 = -10;
num2 = -num1;

この場合、変数「num2」には変数「num1」に代入されていた値の正と負が反転した値、すなわち10が代入されます。

なお単項プラス演算子は演算子の右側の記述した数値に対して何も行いません。例えば次のように使用します。

var num;

num = +10;

明示的にプラスであることを示したい場合以外には特にされることはありません。

サンプルコード

では簡単なサンプルで試してみます。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8">
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">
<title>JavaScript テスト</title>
</head>
<body>

<script type="text/javascript" src="./js/script3_1.js">
</script>

</body>
</html>
var num1, num2;

num1 = -10;
document.write("<p>" + num1 + "</p>");

num2 = -num1;
document.write("<p>" + num2 + "</p>");

上記を実際にブラウザ見てみると次のように表示されます。

p3-1

( Written by Tatsuo Ikura )