変数の初期化

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ここまで解説したとおり、変数はまず宣言を行い、その後に変数に値を代入しています。

var 変数名;
変数名 = 値;

変数を宣言する時点で代入する値が決まっている場合にはvar文の次の書式を使うことができます。

var 変数名 = 値;
var 変数名1 = 値1, 変数名2 = 値2, ...;

変数を宣言すると同時にその変数に対して初期値を代入します。このように宣言と同時に初期値を代入することを変数の初期化といいます。

具体的な例で見てみます。

var num = 34;
var name = '橋本';

2つの変数を宣言すると同時に値を代入しています。これは次のように記述した場合と同じです。

var num;
var name;

num = 34;
name = '橋本';

複数の変数をまとめて初期化する場合は次のようにも記述できます。

var num = 34, name = '橋本';

なお変数の初期化は変数の宣言と値を代入をまとめて記述しただけのものですので、初期化で値を代入した後で別の値を再度代入することも可能です。

サンプルコード

では簡単なサンプルで試してみます。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8">
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">
<title>JavaScript テスト</title>
</head>
<body>

<script type="text/javascript" src="./js/script5_1.js">
</script>

</body>
</html>
var name = '近藤';
document.write("<p>名前:" + name + "</p>");

var num1 = 10, num2 = 20;
document.write("<p>num1=" + num1 + ", num2=" + num2 + "</p>");

上記を実際にブラウザ見てみると次のように表示されます。

p5-1

( Written by Tatsuo Ikura )