フィルタ活用(2):自動転送とは別の宛先に全てのメールをフィルタを使い転送
フィルタの具体的な活用方法のサンプルとして、フィルタを使った色々な転送について試してみます。まずここでは(迷惑メールを除いた)全てのメール自動転送で指定したメールアドレスとは別のメールアドレスへ転送する方法です。
転送を伴うフィルタの場合、二つ注意点があります。一つ目はフィルタ自体は無制限に作成可能ですが、転送を伴うフィルタは最大20個までとなっていることです。二つ目は新着メールだけが対象となることです。既存メールは条件に一致していてもフィルタは実行されません。
なお、このページで転送を行う転送先メールアドレスは事前に登録が必要です。「転送先メールアドレスの登録と削除」を参照して頂き、事前に登録をお願いします。
Gmailでは「自動転送」という機能がありますのでどこか一つであれば自分宛に届いたメールを転送することができますが二つ以上の宛先にメールを転送したい場合にはフィルタを使うことで可能となります。
フィルタの条件として受信する全てのメール(デフォルトで除外される迷惑メールを除く)を対象とするため「キーワード」に"from:@"と指定します(「from」に"@"でも結構です)。
フィルタの操作としてとして「次のアドレスに転送する」にチェックを入れ、転送先メールアドレスを選択します。(この時、自動転送の送付先として選択されているメールアドレスを指定するとエラーとなります。
作成されたフィルタは次のとおりです。
またあらかじめ自動転送を次のように設定してあります。
これで準備は完了です。第三者からメールを自分宛に送信してみます。
送信されたメールは宛先へまず届きます。
届いたメールは自動転送に設定されているメールアドレス宛にも届きます。
そしてフィルタによっても指定されたメールアドレス宛に転送されます。
このようにフィルタを使用することで複数のメールアドレス宛に受信したメールを転送することができます。
同じように転送先を追加したい場合ですが、新規フィルタを作成し条件部分は先ほどと同じく「from:@」として、操作のところで転送先を別のメールアドレスに設定して下さい。
これでどちらのメールアドレス宛にも新規受信したメールが転送されます。20個までであれば同じように転送設定が行うことができます。
( Written by Tatsuo Ikura )