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コンストラクタ関数
Stringクラスのコンストラクタ関数は次の1つが用意されています。
String(val)
Stringクラスのオブジェクトを生成します。 パラメータ: val 文字列または文字列以外の値
Stringクラスのオブジェクトを作成するコンストラクタ関数です。引数には文字列または文字列以外の値を指定して下さい。
var str_obj = new String("Hello");
文字列以外の値を指定した場合はまず引数の文字列表現を取得し、変換された値が引数に指定されたものとしてオブジェクトが作成されます。(値がどのような文字列に変換されるのかについては「文字列への変換」を参照して下さい)。
var str_obj = new String(122);
上記の場合、122は"122"に変換されますので次のように記述した場合と同じです。
var str_obj = new String("122");
Stringクラスのコンストラクタ関数をnew演算子を付けずに関数として呼び出すと、指定した引数を文字列に変換した結果を返します。
var str = String("bye");
この場合、Stringクラスのオブジェクトではなく基本データ型の文字列が取得されている点に注意して下さい。
Stringコンストラクタ関数ではプロパティとしてString.fromCharCodeメソッドが定義されています。詳しくは「fromCharCodeメソッド」を参照して下さい。
では簡単なサンプルで試してみます。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja"> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8"> <meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript"> <title>JavaScript テスト</title> </head> <body> <script type="text/javascript" src="./js/script1_1.js"> </script> </body> </html>
function print(str){ document.write(str + "<br />"); } var str_obj; document.write("<p>"); str_obj = new String("Hello"); print(str_obj); str_obj = new String(122); print(str_obj); document.write("</p>");
上記を実際にブラウザ見てみると次のように表示されます。
( Written by Tatsuo Ikura )